相続人同士で不動産の分割協議がまとまらない場合の対処法とは?

相続が発生し、不動産を複数の相続人で分ける際に、分割協議がまとまらないケースは少なくありません。

特に、感情的な対立意見の食い違いがあると、協議が長引き、スムーズに相続手続きを進められなくなってしまいます。

この記事では、相続人同士で不動産の分割協議がまとまらない場合の具体的な対処法について解説します。


1. そもそも「遺産分割協議」とは?

遺産分割協議とは、相続人全員で、相続財産の分け方を話し合う手続きのことです。

特に不動産は、現金のように簡単に分けられないため、話し合いが難航するケースが多くなります。

➡️ 相続人全員の合意が必須であり、1人でも反対すれば協議は成立しません。


2. 不動産の分割協議がまとまらない原因とは?

相続人同士で意見が食い違う原因には、以下のようなものがあります。

不動産の評価額が異なる認識

もっと高く売れるはず」や「この評価額は不当に安い」など、意見の不一致が起きがちです。

感情的な対立

過去の家族関係のトラブルが、相続時に再燃することもあります。

不動産の活用方法の違い

売却したい」 vs.「住み続けたい」など、意見が分かれるケースがあります。


3. 分割協議がまとまらない場合の対処法

① 第三者の専門家に相談する(弁護士・司法書士・不動産会社)

感情的な対立が原因で話し合いが進まない場合は、中立的な立場の専門家に相談するのが有効です。

➡️ 弁護士や司法書士が間に入ることで、冷静かつ公平な協議が進みやすくなります。


② 不動産の査定を依頼し、正確な評価額を確認する

不動産の評価額をめぐるトラブルには、不動産会社に査定を依頼することで、より公平な評価を得られます。

➡️ 査定額の相場がわかると、冷静な話し合いが進みやすくなります。


③ 現物分割・代償分割・換価分割などの方法を検討する

不動産は「現物分割」以外にも、以下のような方法があります。

  • 現物分割:物件をそのまま分ける(例:土地の分筆など)
  • 代償分割:1人が不動産を取得し、他の相続人に現金で代償金を支払う
  • 換価分割:不動産を売却し、売却代金を分配する

➡️ 状況に応じた柔軟な分割方法を検討しましょう。


④ 調停を申し立てる(家庭裁判所)

話し合いが長期間まとまらない場合は、家庭裁判所へ「遺産分割調停」を申し立てる方法があります。

➡️ 裁判所が仲介役となり、相続人同士の合意形成をサポートします。


⑤ 審判を申し立てる(家庭裁判所)

調停でも解決しない場合は、審判へと移行し、裁判官が分割方法を決定します。

➡️ 審判での判断は法的に強制力があり、最終的な解決手段となります。


4. 分割協議をスムーズに進めるためのポイント

  • 相続人全員が冷静に話し合う環境を整える
  • 不動産の評価額や分割方法を具体的に提案する
  • 第三者の意見を取り入れ、客観的な判断を心がける

5. まとめ|早めの行動がスムーズな解決のカギ

不動産の相続において、分割協議がまとまらない場合は、早めに専門家に相談することが重要です。

感情的な対立や複雑な状況にならないよう、冷静に対処し、円満な解決を目指しましょう。

墨田区をはじめ、東京・神奈川・千葉・埼玉で不動産売却をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。